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授乳・栄養

母乳を増やす方法7つ

新生児を抱く母親と隣に座るパートナー
パートナーも授乳の支援に参加できます。

母乳を増やすには、まず赤ちゃんが十分に飲めているか、母乳をどのくらいの頻度で出しているかを確認してください。

要点

体重の増え方とぬれたおむつを確認し、飲めている量や吸着が心配なら授乳の専門家に授乳の様子を見てもらってください。

赤ちゃんが十分に母乳を飲めていないと心配な場合は、すぐに授乳の支援を受けてください。

母乳不足かどうかを確かめる目安

乳房が柔らかいことや1回の搾乳量が少ないことだけでは、母乳不足とは判断できません。

成長が著しい時期には授乳回数が増えることがあるため、頻回に飲むことだけで母乳不足とは言えません。

おむつの束の横で清潔なおむつを広げる保護者
ぬれたおむつと体重の増え方を合わせて確認してください。
確認すること見るポイント
ぬれたおむつ

生後5日目からは、24時間に少なくとも6回おむつがぬれているか確認してください。

成長

新生児の体重が出生時の体重に戻る目安は、生後10~14日です。戻っていなければ、赤ちゃんの担当医に成長を確認してもらってください。

飲み込む様子

授乳の初めに速く吸った後、飲み込む様子や音があるか確かめてください。

すぐに支援を受けるとき

生後5日を過ぎても体重が減り続ける、生後5日目から1日にぬれたおむつが6回未満、または新生児の皮膚が黄色い、飲みが悪い場合は、すぐに担当医へ連絡してください。

普段よりぬれたおむつが少ない、異常に眠そう、頭の柔らかい部分がへこんでいる場合は、脱水の可能性があるため急いで診察を受けてください。

赤ちゃんが起こしにくい、または呼吸が苦しそうな場合は、すぐに地域の救急番号へ連絡してください。

母乳が作られる仕組み

母乳を出すと、乳房に母乳を作り続けるよう信号が伝わります。

1. 吸着と姿勢

助産師やラクテーション・コンサルタントなどの授乳専門家に、授乳中の姿勢、吸着、飲み込みを見てもらってください。

赤ちゃんを抱いて授乳専門家と相談する母親
授乳の様子を見ると、吸着の問題を見つける助けになります。

授乳時の痛み、乳頭のひび割れ、授乳後に乳頭が平たくなる場合は、早めに吸着の支援を受けてください。

2. 授乳の頻度

生後数週間の新生児は、夜間も含め24時間に通常8~12回授乳します。決まった時刻を待たず、飲みたがるサインに応じてください。

授乳回数だけでは十分に飲めているか確認できません。飲み込み、おむつ、成長も合わせて見る必要があります。

3. 両方の乳房で授乳

1回の授乳では左右両方の乳房から飲ませてみて、次の授乳では最初に飲ませる側を替えてください。

赤ちゃんに無理に乳房をくわえさせ続けないでください。

4. 赤ちゃんと触れ合う時間

赤ちゃんを近くに抱くこと、特に肌と肌を触れ合わせることは、授乳や母乳の分泌を助けることがあります。

5. 手や搾乳器での搾乳

直接授乳ができないときは、赤ちゃんが普段飲む頻度に合わせて手や搾乳器で搾乳してください。

赤ちゃんの摂取量が足りない場合は、授乳専門家が個別の授乳計画の一部として授乳後の搾乳を勧めることがあります。

母乳の容器とフランジを取り付けた両胸用電動搾乳器
搾乳は痛みなく快適に行います。

低い吸引圧から始め、乳頭をフランジの中央に合わせてください。快適な範囲でだけ圧を上げ、痛みが出ないようにします。

搾乳で痛む場合は中止し、フランジの適合と吸引圧を確認してもらってください。痛みを我慢して続けないでください。

補足の哺乳をしている場合は、減らす前に授乳を支える医療者へ相談し、母乳が増えるのに合わせて徐々に減らしてください。

6. 食事と水分、周囲の手助け

さまざまな食品をバランスよく食べ、授乳時には飲み物を手元に置いてください。授乳のための特別な食事は必要ありません。

新生児を抱く保護者へ食事と水を運ぶパートナー
食べ物と飲み物を手の届く場所に置いてください。

追加の搾乳をする場合は、食事の準備や赤ちゃんのお世話を手伝ってもらい、自分の生活にも無理なく組み込んでください。

7. パワーポンピング

パワーポンピングは搾乳と休憩を交互に行い、乳房への刺激を増やす方法です。自分の授乳計画に合うか医療者に相談してください。病気や早産の赤ちゃんのために搾乳している場合は、特に相談が大切です。

テーブルに置いた搾乳器とタイマー
パワーポンピングの1時間には休憩も含まれます。

パワーポンピングの時間配分の例

順序搾乳または休憩
最初の搾乳

約20分間搾乳します。

最初の休憩

搾乳器を止めて10分間休みます。

2回目の搾乳

再び10分間搾乳します。

2回目の休憩

もう一度10分間休みます。

最後の搾乳

最後に10分間搾乳します。搾乳と休憩を合わせて約1時間です。

変化が現れるまで48~72時間かかることがあります。必ず母乳が増えるわけではなく、飲みが悪いときの確認を遅らせる理由にもなりません。

母乳不足が続く場合

母乳不足が続く場合は、母乳を増やす薬を検討する前に、授乳の方法、自分の健康状態、服用中の薬を確認してもらってください。

母乳を増やすとうたうハーブや薬は、効果の根拠と自分にとっての安全性を医師や薬剤師に確認してもらう前に使い始めないでください。

よくある質問

授乳が順調でも搾乳器は必要ですか?

健康な赤ちゃんが十分に母乳を飲めていれば、搾乳を追加する必要はありません。早い時期に必要以上に搾乳すると、分泌過多になることがあります。

授乳後に哺乳瓶から飲むと、空腹だったという意味ですか?

赤ちゃんは安心するために吸い続けることもあるので、授乳後に哺乳瓶から飲むことだけでは、母乳が足りなかったとは判断できません。

あわせて読む

参考資料

  1. CDC — Newborn Breastfeeding Basics
  2. NHS — Milk supply
  3. HSE — Managing your milk supply when expressing
  4. NHS Specialist Pharmacy Service — Using domperidone for low milk supply
  5. NHS — Dehydration