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授乳・栄養

授乳中の食事と薬の安全ガイド

家族が起きている赤ちゃんを抱くそばで、いろいろな料理を食べる母親
授乳するお母さんの食事を囲む家族の食卓です。

授乳中はさまざまな食品を食べ、薬は一つずつ薬剤師や医師に確認してください。

要点

処方薬は処方した医師に相談せずに中止しないでください。

服用中の薬と赤ちゃんの月齢を薬剤師に伝え、早産だった場合や出生時に黄疸があった場合も知らせてください。

毎日の食事はさまざまな食品から

穀類などのでんぷん質の食品に、野菜、果物、たんぱく質を含む食品、乳製品または適切な栄養強化代替品を組み合わせます。

お母さん自身にピーナッツアレルギーがなければ、授乳中もピーナッツを食べられます。

赤ちゃんの食物アレルギーが疑われる場合は、自分の食事から食品を除く前に医師に相談してください。

動物性食品を避けている場合は、ビタミンB12などの栄養素やサプリメントの必要性を医師に相談してください。

魚は種類で選びます

米国の指針では、サケ、イワシ、エビは水銀の少ない「Best Choices」に分類されています。

加熱したサケと野菜、小皿のイワシ
大人の食事にサケやイワシを添えています。

米国の指針では、授乳中の成人は「Best Choices」の魚を週2–3回食べられ、成人の1回分は調理前の4 ozです。

「Good Choices」の魚を選ぶ場合は、その週は1回分だけにし、ほかの魚は食べないでください。メカジキやキングマッカレルなど「Choices to Avoid」の魚は避けてください。

コーヒーや茶はカフェインの合計で

英国の指針はカフェインを1日200 mg以下にするよう勧め、米国CDCは約300 mg以下を少量から中程度の摂取と説明しています。

慎重な目安として、まずはコーヒー、茶、チョコレート、エナジードリンクを含むカフェインの合計を1日200 mg以下に抑えます。

キッチンに並ぶコーヒー、茶、チョコレート、水
カップの大きさだけではカフェイン量は分かりません。

生まれて間もない新生児や早産児はカフェインの分解が遅いため、さらに少なくすることを検討し、多く摂った後に赤ちゃんがいつもよりぐずったり敏感になったりする場合は減らしてください。

カフェイン量は製品やいれ方で変わるため、杯数だけでなく含有量を確認してください。

飲酒を考えているとき

授乳中はお酒を飲まないことが最も安全です。

ワイングラスが置かれた食卓で炭酸水を選ぶ手
お酒の代わりに選べる炭酸水です。

CDCは授乳中、1日に米国の標準的な1杯を超える飲酒を勧めていません。飲酒した場合は1杯の後に少なくとも2時間あけてから授乳し、飲む量が多ければさらに長くあける必要があります。

米国の標準的な1杯には純アルコール14 gが含まれ、大きなグラスや度数の高いお酒は1杯分を超えることがあります。

搾乳して捨ててもアルコールは早く抜けません。待っている間に授乳が必要なら、飲酒前に搾っておいた母乳を使ってください。

酔っている場合は、飲酒していない大人に赤ちゃんの世話を任せてください。

薬は成分から確認します

多くの薬は母乳量や母乳を飲む赤ちゃんにほとんど、または全く影響しませんが、薬によっては代替薬や個別の授乳計画が必要です。

薬の箱を見ながら相談する母親と薬剤師
薬の箱を一緒に見ながら相談を始めます。
薬・製品確認すること
アセトアミノフェン / パラセタモール

パラセタモールとも呼ばれるアセトアミノフェンは、授乳中に通常優先される鎮痛薬です。

イブプロフェン

イブプロフェンは、自分に適しているか薬剤師や医師に確認したうえで、必要に応じて使えることが多い薬です。

イブプロフェンを使う前に、特に胃潰瘍、腎臓病、イブプロフェンやアスピリンで過去に反応が出た経験を伝えてください。

抗菌薬と喘息の吸入薬

多くの抗菌薬や喘息の吸入薬は授乳中も使えます。自分で治療を中止せず、使用する製品を確認してもらってください。

コデインと内服の鼻づまり薬

授乳中はコデインと内服の鼻づまり薬を避け、適切な代替薬を薬剤師に相談してください。

アスピリン

痛みを抑えるためのアスピリンは通常勧められません。血栓予防のために処方された低用量アスピリンを使うかどうかは、医師と相談して判断してください。

生薬・ハーブ製品とアレルギー薬

生薬やハーブ製品だからといって安全とは限りません。アレルギー薬や鼻づまり用の点鼻スプレーも、製品ごとに確認してもらってください。

アセトアミノフェンは、同じ成分を含むほかの製品と一緒に服用しないでください。アセトアミノフェンを含む総合感冒薬も対象です。

薬の箱とほかの服用薬、サプリメントを薬剤師に見せ、確認した用量と製品の説明に従ってください。

医師や薬剤師は、薬と授乳の情報をまとめたLactMedで、赤ちゃんへの影響や代替薬を確認できます。

赤ちゃんに助けが必要なとき

起きている赤ちゃんを抱き、医療者と相談する母親
お母さんの治療と赤ちゃんに必要なケアを一緒に相談します。

誤ってコデインを服用した場合は追加で飲まず、赤ちゃんの状態と授乳方法をすぐに医療者に相談してください。

コデインを服用した後に赤ちゃんがいつもよりひどく眠そうにしたり、飲みにくそうにしたりする場合は、すぐに診療を受けてください。

赤ちゃんが息苦しそう、起こしても目を覚まさない、体がぐったりして反応が乏しい場合は、直ちに地域の救急番号に連絡してください。

よくある質問

歯科治療を受けてもよいですか?

通常の歯科治療や局所麻酔は授乳中も受けられます。歯科医師に授乳中であることを伝えてください。

どの薬も服用後に同じ時間をあけますか?

すべての薬に共通する待ち時間はありません。正確な薬の名前、赤ちゃんの月齢、母乳を飲む割合を伝えて確認してください。

あわせて読む

出典

  1. NHS — Breastfeeding and diet
  2. US EPA and FDA — EPA-FDA Advice about Eating Fish and Shellfish
  3. CDC — Alcohol
  4. NHS — Breastfeeding and medicines
  5. NHS Specialist Pharmacy Service — Using codeine, dihydrocodeine or tramadol during breastfeeding