1歳からの幼児食、家族のごはんへ

12か月からは家族と同じ食材や料理を少量ずつ出し、幼児の食べる力に合わせて軟らかさ、形、大きさを調整します。
要点
- 食べ物の大きさ、形、食感は、お子さんがどの程度かんで飲み込めるかに合わせます。
- 12か月からは、1日3回の食事を用意します。
- 食事や間食の間は、ずっと幼児のそばで見守ります。
12〜24か月のお子さんと一緒に食べるごはんを考える保護者の方へ。
家族の料理から幼児の分を取り分ける
穀類・いも類、果物・野菜、たんぱく質を含む食品、乳製品または適切な代替食品を、偏らずに組み合わせます。
幼児の食事や調理に使う水に、塩や砂糖を加えないようにします。 同じ鍋で作る場合は、大人用の塩や塩分の多いソースを加える前に、幼児の分を取り分けます。

| 家族の食材 | 幼児向けの調整 |
|---|---|
| ごはん・じゃがいも・パスタ | ごはん・じゃがいも・パスタは軟らかく調理し、お子さんに合わせてつぶすか切ります。 |
| 肉・魚 | 肉や魚の骨はすべて取り除き、肉は硬い塊のまま出さず、軟らかい部分を細かくほぐすか薄く切ります。 |
| 硬い野菜・果物 | にんじんやりんごなど硬い野菜や果物は、蒸すか煮て軟らかくしてから、食べやすい大きさに切ります。 |
| 豆 | 加熱した豆は、丸ごとではなく、つぶして出します。 |
次の一口の食感を選ぶ
滑らかなピューレだけに頼らず、つぶしたもの、粒のあるもの、刻んだもの、手づかみできるものを、食べる力に合わせて出します。

ぶどうやミニトマトは4等分にし、果物の硬い種は取り除きます。 5歳未満のお子さんには、丸ごとのナッツやポップコーンを与えません。
粒のないナッツバターは薄く塗るか料理に混ぜ、スプーンですくってそのまま与えないようにします。

量を決めつけずに食事のリズムを作る
12か月からは、1日3回の食事を用意します。 食事の間には、軟らかい果物や無糖のプレーンヨーグルトなどの間食が2回必要な場合もあります。
最初は少量を盛り、お子さんの空腹や満腹のサインに合わせます。 できるときは一緒に食卓を囲み、大人が食べたり味わったりする姿を見せます。
食事中は上体を起こして座らせ、歩いたり、はいはいしたり、寝転んだりしながら食べさせないようにします。 食事や間食の間は、ずっと幼児のそばで見守ります。 車やベビーカーで食べるのは避け、落ち着いて急がずに食べられるようにします。

牛乳は食事に添える
12か月から、殺菌済みの全乳を主な飲み物として飲ませられます。 牛乳は多様な食事に添えるもので、食事の代わりにはなりません。 牛乳を飲みすぎると、ほかの食品を食べる食欲が落ちる場合があります。
牛乳の代替飲料を使う場合は担当の医療者に相談し、カルシウムとビタミンDを強化した無糖の製品を選びます。
食べたくないのか、飲み込みにくいのか
幼児が初めて見る食べ物を、味見する前から拒むのはよくあることです。 嫌がるときは無理に一口食べさせず、落ち着いて片づけ、別の機会にまた出します。

元気に活動し、体重が増えている場合は、1回の食べ残しより、1週間を通して何を食べたかを見ます。
特定の食感のものしか食べない状態が続く、かむのが難しい、または体重が増えない場合は、食べる力の評価について担当の医療者に相談します。
食事中の受診・救急の目安
飲み込みにくい、食事中にせき込む・喉に詰まらせる、飲食後に声が湿ってゴロゴロする場合は、速やかに受診してください。
喉に詰まって息ができない、または十分にせきができない場合は、すぐに救急の助けを呼び、年齢に合った窒息の応急手当を始めてください。
大きな音を立ててせきができる場合は、せきを続けるよう促し、そばを離れないでください。 見えない食べ物を取ろうとして、口の中を指で探らないでください。
移行するときの疑問
幼児用ミルクに替える必要はありますか?
多様な食品を食べている幼児は、12か月から乳児用ミルクや幼児用ミルクを使う必要はありません。
幼児食に移ったら母乳もやめますか?
授乳する方とお子さんが望む間は、母乳を続けてかまいません。
忙しい日はパウチや瓶入り食品でもいいですか?
パウチや瓶入りの市販食品は、便利な選択肢として時々使い、毎日の食事をそれだけに頼らないようにします。
出典
- NHS — Over 12 months
- Oklahoma State Department of Health — Grandparent Toolkit: Nutrition Handouts — Choking Hazards
- NHS — Dysphagia (swallowing problems)
- NHS — How to stop a child from choking
- American Speech-Language-Hearing Association (ASHA) — ASHA Encourages Families to Learn the Signs of Pediatric Feeding Disorder