赤ちゃん 泣き止まない時の確認順序
泣き続けるときは救急サイン、授乳、眠気、不快感の順に確認します。気持ちを抑えにくくなったら、安全なベッドに仰向けに寝かせて少し休み、助けを求めてください。
要点
救急のサインを確認してから授乳、眠気、おむつ、衣服を見ます。感情を抑えにくいときは、安全なベッドに仰向けで寝かせて短く休み、助けを求めてください。決して揺さぶったり、たたいたりしません。
最初に救急のサインを確認します
強い呼吸困難、無呼吸、青色・灰色・著しく青白い肌やまだらな肌色があれば、すぐに救急へ連絡してください。けいれん、ぐったり、起こしにくさ、無反応、勢いのある嘔吐の反復と急な悪化も救急のサインです。息苦しくて飲めない場合も待たず、救急担当者の指示に従います。撮影や記録のために連絡を遅らせないでください。
生後3か月未満で体温が38°C以上なら、すぐに小児科や緊急診療窓口へ相談してください。月齢に合う方法で測定します。体が異常に冷たく、飲めない、起こしにくい場合も評価が必要です。
泣く前の空腹サインを見ます
目を覚まして体を動かす、反応がはっきりする、頬の近くに触れられるとそちらへ顔を向けて口を開ける、手を口へ運ぶ、指をしゃぶる、唇を動かすといった行動は空腹のサインになることがあります。大泣きは遅いサインです。手をしゃぶるのは探索や安心のためでもあるので、前の授乳時刻と飲み方も確認します。
赤ちゃんの授乳計画に沿って母乳やミルクを与えます。大泣きしてうまく吸えないときは、まず静かに抱いて優しく声をかけます。安全な状況では肌と肌を触れ合わせることも役立ちます。乳首を無理に口へ押し込まないでください。哺乳瓶では赤ちゃんを近くに抱き、休めるようにします。吸う速さが落ちる、吸うのをやめる、顔をそむける、手の力を抜く、乳首を押し出すなどの満腹サインがあれば、決めた量を飲み切らせようとしません。
眠気と刺激の多さを確認します
あくび、目をこする、ゆっくり瞬きする、視線をそらす、顔や玩具への関心が減るといった変化は眠気のサインです。疲れると動きがぎこちなくなり、反り返る、ぐずる、逆に活発になる赤ちゃんもいます。明るい光、大きな音、何人もの大人が交代で抱くことは刺激を増やします。
照明を落とし、静かな場所でしっかり支えて抱きます。動作と言葉を穏やかにし、慣れたあやし方を一つずつ試してください。空腹サインもあれば授乳します。月齢、健康、授乳、前の睡眠によって疲れる時点は違うので、決まった時刻まで無理に起こし続けないでください。
あやした後も安全に寝かせます
硬く平らな乳児用寝床に仰向けで寝かせます。枕、緩い寝具、玩具、バンパー、姿勢を固定する器具は置きません。座る器具で眠ったら、できるだけ早く適切な寝床へ移してください。泣き止ませるためにうつ伏せ、加重製品、柔らかい寝具を使わないでください。早産、病気、医療機器などで個別の指示がある場合は担当医の案内に従います。
頭から足先まで不快な所を確認します
おむつを替え、刺激を受けた肌を優しく拭きます。手足の温度だけでなく胸や背中に触れてください。きつい衣服、ねじれた布、肌を押すひもを緩め、皮膚のひだや指・足指に巻きついた髪の毛や糸を確認します。腫れ、傷、お腹の張り、特定の部分を動かすと泣く様子も見ます。
救急サインがなければ、授乳、抱っこ、玩具、音、場所を一度に変えず、一つずつ試します。変化が分かる速さで進めてください。欲求を確かめても、健康な赤ちゃんがしばらく激しく泣くことはあります。泣き方が続く、変わる、心配が残る場合は診療を求めてください。
いつもと違う泣き方と他の変化を見ます
声が特に高い、弱い、泣き続ける、いつものあやし方で落ち着かない場合は他の変化も確認します。音だけでは病気や痛む場所は分かりません。空腹、疲れ、不快感が重なることもあります。
呼吸が速い、肋骨の下がへこむ、発熱や体の冷たさ、哺乳拒否、弱い吸い方、繰り返す嘔吐、尿量低下、口の乾燥がないか見ます。普段は涙が出る赤ちゃんで涙が減ったかも確認します。発疹、腫れ、腹部膨満、傷、手足を動かすと泣く様子、指や足指に巻きついた髪の毛や糸も見てください。緑色や血の混じる嘔吐、押しても消えない発疹は直ちに医療支援を求めます。
泣き続けてあやしても落ち着かない、普段と明らかに違う場合は小児科へ連絡してください。特に哺乳低下、繰り返す嘔吐、おむつの減少、発熱、発疹、腫れ、強い眠気があれば早く相談します。原因が分からなくても連絡してかまいません。
受診時に伝えること
正確な月齢、早産の有無と持病、泣き始めた時刻、持続するか繰り返すか、直前の出来事と落ち着いた方法を伝えます。体温と測り方、最近の授乳、尿・便、嘔吐、発疹、呼吸や反応の変化、薬、転倒や傷、病気の人との接触も知らせてください。断続的な音や動きは安全なときに短く撮影すると役立つ場合がありますが、受診を遅らせないでください。
つらくなったら安全に休みます
基本的な欲求と救急サインを確認したら、静かに抱く、優しく声をかける、ゆっくり体を動かすなどを試します。幼い赤ちゃんの泣き声に応えることは甘やかしにはなりません。
怒り、不安、疲れが強まったら、赤ちゃんを物のない安全なベビーベッドに仰向けに寝かせ、少し部屋を離れて落ち着きます。信頼できる大人に交代を頼み、赤ちゃんの様子を定期的に確認してください。激しく揺さぶる、たたく、投げる、口をふさぐことは絶対にしないでください。傷つけそうで怖い場合は別の大人をすぐに呼び、救急や危機相談窓口に助けを求めます。
よくある質問
どのくらい泣いたら受診しますか?
すべての赤ちゃんに当てはまる分単位の基準はありません。救急サインは直ちに対応し、普段と違う、あやしても泣き続ける場合は相談してください。
少し離れても安全ですか?
救急サインがなく、物のない安全なベッドに仰向けで寝ている場合は短い休憩を取れます。気持ちを抑えにくいまま抱き続けるより安全です。
それでも何かおかしいと感じたら?
小児科や緊急診療窓口へ連絡してください。原因が分からなくても評価を求めてかまいません。