赤ちゃんの歯ぐずりと初めての口腔ケア

歯ぐずりは発達の一過程ですが、すべての発熱、哺乳低下、激しい泣きの理由にはなりません。優しい慰め、清潔な口、安全な用品、医科・歯科相談の基準を一緒に整えます。
要点
清潔な指で歯ぐきを優しくマッサージするか、冷蔵庫で冷やした硬めのゴム製歯固めを使います。凍らせた物、ベンゾカイン・リドカインのジェル、ホメオパシー錠、歯固め用ネックレスは避けます。歯ぐきは清潔な湿った布で拭き、最初の歯が出たら柔らかい乳児用歯ブラシと米粒大のフッ化物配合歯磨剤で一日二回磨きます。最初の歯から6か月以内かつ1歳までに歯科を受診します。38.3℃を超える発熱、明らかな体調不良、哺乳低下、脱水、呼吸困難、強い眠気は歯ぐずりと決めつけず診察を受けます。 生後3か月以下では、ほかの症状がなくても直腸温が38℃(100.4°F)以上なら直ちに小児科へ連絡します。
よくある歯ぐずりの変化
歯の萌出時はよだれ、かみたがる、歯ぐきの腫れ・圧痛、軽い不機嫌が見られます。無理に口を何度も開けず、哺乳、覚醒、呼吸、尿量も合わせて見ます。

歯ぐずりと病気の違い
歯ぐずりで正常範囲内の体温上昇はあり得ますが、発熱を歯ぐずりのせいにしないでください。生後3か月以下で直腸温が38℃(100.4°F)以上なら、ほかの症状がなくても直ちに小児科へ連絡します。
AAPの歯ぐずり案内でも、38.3℃を超える体温を歯ぐずりのせいにしないよう勧めています。その体温まで待つという意味ではありません。実測し、嘔吐、下痢、発疹、呼吸変化、眠気、哺乳・尿量低下を確認します。
歯ぐきのマッサージと冷やした歯固め
手を洗い清潔な指で歯ぐきを優しくマッサージするか、冷蔵庫で冷やした硬めのゴム製歯固めを見守り下で使います。凍らせた物や傷んだ物は使いません。
避けたい歯ぐずり用品
ベンゾカイン・リドカインのジェル、ホメオパシー錠、琥珀などのネックレスは効果が乏しいかなく、中毒、窒息、首締めの危険があります。長いひもで結びません。
最初の歯が出た後の歯磨き
歯が出る前は清潔な湿った柔らかい布で歯ぐきを拭きます。最初の歯が見えたら柔らかい乳児用歯ブラシと米粒大のフッ化物配合歯磨剤で一日二回、特に最後の哺乳後、就寝前に磨きます。
歯磨きの間の虫歯予防
母乳、ミルク、牛乳、ジュースなど水以外の飲み物が入った哺乳瓶をくわえたまま寝かせません。スプーンを共有したり大人の口でおしゃぶりを清掃したりしません。白、黄褐、茶、黒色の変化が続く場合は歯科へ見せます。
初めての歯科受診の時期
最初の歯から6か月以内かつ1歳までに初回歯科受診を準備します。歯磨き姿勢、歯磨剤量、フッ化物バーニッシュ、水道水フッ化物、哺乳・睡眠習慣を家庭の状況に合わせて相談します。
小児科・歯科への連絡と救急の目安
高熱、哺乳・尿量低下、強い眠気は小児科へ、欠ける、ずれる、黒ずむ歯、口の腫れ、膿、持続出血は歯科へ伝えます。呼吸・嚥下困難、急速な腫れ、止まらない出血、青色・灰色、起こしにくさは救急要請します。
よくある質問
初めての歯科受診はいつですか?
最初の歯が出てから6か月以内、かつ遅くとも1歳までに受診します。
歯固めは凍らせた方がよいですか?
凍らせると硬くなり過ぎて歯ぐきを傷つけることがあります。清潔なゴム製歯固めを説明書に従って冷蔵庫で冷やし、大人が見守る間だけ使います。