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成長・発達

赤ちゃんのスクリーンタイムとAAP・WHO

母親が座った赤ちゃんを支え、顔を見合わせています。
母親が座った赤ちゃんを支え、顔を見合わせています。

このガイドは、1歳未満の赤ちゃんを世話する大人向けです。現在のAAPの考え方とWHOの乳児向けの勧めを説明し、赤ちゃんの一日に合わせてメディア利用を考えます。公表された勧めと家庭での実践例を区別し、話し合い用の記録欄も用意しました。出典は2026年9月24日に確認しました。

SUMMARY

WHOは1歳未満の赤ちゃんにスクリーンタイムを勧めていません。 [3]

顔を合わせて遊びましょう。 [3] [4]

ビデオ通話をしますか? そばで一緒に見て、赤ちゃんに応えてください。 [1]

現在のAAPは、乳児の画面利用を控え、見る場合は大人が一緒に見て、実際に遊ぶ時間を守るよう勧めています。 [1]

時間を計る前に、赤ちゃんの一日を見ましょう

赤ちゃんは、人や身の回りの世界とのやりとりから学びます。 [12] 画面に顔や音が出ても、そばで応え、説明し、実際の体験と結び付ける人が必要です。 [1] 現在のAAPは、時間だけでなく、誰が一緒にいるか、画面によって何の時間が減るかも重視しています。 [2]

夕食の準備中にテレビをつけている家庭と、親が赤ちゃんと祖父母の通話を手伝う家庭を例に考えます。 [1] [13] どちらにも画面はありますが、目的と大人の関わり方は違います。 [1] 家庭で話すときは、活動、赤ちゃんと一緒にいた人、前後の生活の流れを説明しましょう。 [5]

見つめ合う、声をまねる、同じ本を見る、赤ちゃんの反応を待つことも、やりとりです。 [4] 赤ちゃんとの会話に、話し言葉は必須ではありません。 [4] 表情や身ぶりに気づき、応える大人の関わりも含まれます。 [4]

AAPとWHOの勧めは分けて読みましょう

WHOの2019年の身体活動・座位行動・睡眠に関する指針は、1歳未満の赤ちゃんにスクリーンタイムを勧めていません。 [3] 体を動かす機会、睡眠、大人と本やお話を楽しむ静かな時間も含め、一日全体を扱う指針です。 [3] 毎日使い切ってよい視聴時間を示したものではありません。 [3]

AAPの現在の乳児向けFAQは、画面利用を控え、一緒に見て、遊びなどの活動をメディアで置き換えないよう勧めています。 [1] 2026年6月3日更新の政策解説は、単純な時間制限に加えて内容、使う場面、会話を重視しています。 [2] 乳児の無制限な視聴を勧める変更ではありません。 [1]

AAPは2026年1月、新たな政策声明と技術報告書が以前のコミュニケーション・メディア指針に代わると発表しました。 [10]

これらの乳児向けの勧めは、何分以内なら必ず害がないという時間を定めていません。 [1] [3] WHOの非推奨とAAPの限定的な共同利用の勧めを、5分や10分なら安全という基準に変えないでください。 [1] [3] タイマーは家庭の約束を守る道具であり、安全を保証するものではありません。 [4] [1]

父親が赤ちゃんを抱き、ノートパソコンで祖父母とビデオ通話をしています。
父親が赤ちゃんを抱き、ノートパソコンで祖父母とビデオ通話をしています。

ビデオ通話は大人と一緒に関わる時間です

AAPは、親戚とのビデオ通話を乳児と機器を一緒に使う例に挙げています。 [1] そばにいて画面の人を紹介し、赤ちゃんと相手の反応に応えてください。 [1] 隣の大人が、離れた人との交流を身近なやりとりにつなげます。 [1]

たとえば祖父母を紹介して手を振る様子を説明し、赤ちゃんが自分なりに反応する間を待ちます。 [1] 赤ちゃんの声や動きを相手に伝え、一緒に応えてください。 [1] 家族との通話を説明しながら参加するというAAPの勧めの実践例であり、発達を試す活動ではありません。 [1] [6]

大人が参加するビデオ通話はAAPの例で、WHOの乳児向けの勧めにはビデオ通話の例外が明記されていません。 [1] [3] 親しみやすい顔が映るだけで、すべての動画を人との交流と呼ばないでください。 [1] 録画番組と、その場で応える相手とは状況が異なります。 [1]

つけっぱなしのテレビと大人のスマートフォンも見直します

赤ちゃんの視聴時間に数えていなくても、つけっぱなしのテレビは見直しの対象です。 [13] AAPは、日常的な背景テレビや画面利用全体が、幼い子どもの言語・社会情緒面の能力の低さと関連するという研究を紹介しています。 [1] 関連が見られることだけで、ある子の困りごとの原因が特定の視聴だったと証明されるわけではありません。 [1]

大人が消えたテレビの横でリモコンを持ち、赤ちゃんは離れた場所にいます。
大人が消えたテレビの横でリモコンを持ち、赤ちゃんは離れた場所にいます。

誰も意識して見ていないテレビは消し、大人のスマートフォン習慣も家庭の計画に入れましょう。 [5] 互いに注意を向け、応える時間をつくるためです。 [4] 赤ちゃんのメディア環境には、目の前の機器だけでなく、大人の関わりを中断する通知や利用習慣も含まれます。 [13]

メモでは、予約の確認など必要な用事と、遊び中に投稿を見続ける行動を区別します。 [4] たとえば予約を確認したらスマートフォンを置き、一緒に見ていた本や遊びに戻ります。 [4] 互いに注意を向ける時間を守り、大人の機器にも境界を設けるというAAPの勧めの実践例です。 [4] [5]

通常の個人差と家庭の状況の違い

赤ちゃんによって好む活動量や、人や生活の変化への反応は異なります。 [12] 目をそらす、眠そうになる、ぐずる様子は、もう活動を切り上げたいというサインかもしれません。 [12] やりとりを考えるときはこうした反応を見て、ほかの赤ちゃんが通話を楽しんでも同じ反応を求めないでください。 [12]

避けたいメディアの使い方

乳児にテレビやオンライン動画を長時間見せることは避けましょう。 [13] 泣きやませる、寝かせる、授乳中や離乳食を食べているときに気をそらす手段として画面を習慣的に使わないでください。 [13] 乳児向けにメディアをつけたら一緒に関わり、自動再生で動画が続かないようにしてください。 [1] [5]

画面を使うときも関わり続けます

乳児がコンテンツを見る場合、AAPは幼い子どもに合う内容を選び、一緒に見るよう勧めています。 [1] 大人が先に内容を確認し、自動再生を切ってください。 [5] [8] 暴力的な内容、年齢に合わない題材、広告の多いものは避けます。 [5] 子ども用アプリや「教育用」という表示があっても、大人による選択と参加は必要です。 [8]

一緒に見るとは、画面の内容について赤ちゃんとやりとりすることです。 [8] 別の機器を使いながら横に座るだけでは十分ではありません。 [8] 良質な内容でも、遊び、睡眠、普段の触れ合いの時間を残します。 [13] 現在の勧めは、教育動画やアプリを始めたり、一日の視聴目標を達成したりすることを赤ちゃんに求めていません。 [13]

通話や一緒に見る動画を予定するときは、目的と終わった後の活動を決めます。 [5] [8] たとえば家族との通話の後は、普段の遊びに戻るという約束をつくれます。 [5] 一緒に使い、ほかの活動の時間を残すというAAPの考え方の実践例であり、医学的に安全な分数を示すものではありません。 [1] [5]

親と赤ちゃんが床で絵本を一緒に見ています。
親と赤ちゃんが床で絵本を一緒に見ています。

代わりの遊びを手に取りやすくします

一緒に本を読む、歌う、顔を合わせた簡単な遊びをする、赤ちゃんの力に合った動きを楽しむ時間をつくりましょう。 [4] [3] WHOは一日に何度か大人と関わる床での遊びや、静かな時間の読み聞かせを勧めています。 [3] どの家庭も同じ順番で終える授業の予定ではありません。 [3]

ほかの子の活動リストを必須の予定にせず、赤ちゃんの興味や力に合う遊びを選びます。 [12] 顔に興味がある赤ちゃんなら体を支えて見つめ合い、物を探索する赤ちゃんならいつもの本やおもちゃを一緒に見る例が考えられます。 [12] [4] 状況に合わせる交流の例であり、赤ちゃんにその場で示させる月齢別の発達目標ではありません。 [12] [6]

タミータイムを選ぶ場合は、起きている時間に行います。 [3] WHOのうつぶせ遊びの勧めは、まだ自分で移動しない乳児が起きている間を指しています。 [3] 画面を減らすために遊びを睡眠まで続けたり、赤ちゃんの個別のケア方針を無視したりしないでください。 [3]

就寝前と日々のお世話を守ります

AAPは食事や就寝の前後に画面を使わない家庭の習慣を勧めており、就寝前の1時間も含まれます。 [2] 赤ちゃんには、動画よりもお世話と触れ合いを中心に寝る準備をする考え方として使ってください。 [13] 就寝前1時間という目安は、それより前の視聴にリスクがない証明ではありません。 [2]

親が就寝前の静かな部屋で、起きている赤ちゃんを抱いて本を読んでいます。
親が就寝前の静かな部屋で、起きている赤ちゃんを抱いて本を読んでいます。

イラストは、就寝前に起きている赤ちゃんを抱いて本を読む場面です。

いつもの生活の中で画面の代わりに、本を一緒に見る、知っている歌を歌う、穏やかに話しかける方法を試してみましょう。 [4] 読み聞かせ、歌、大人との交流の時間を残すという勧めの実践例です。 [4]

困った場面のたびに自動的に画面をつける習慣は避けましょう。 [13] AAPの現在の解説は、子どもをなだめたり楽しませたりするための利用を考慮し、長時間労働や保育の不足などの負担にも触れています。 [2] 生活を回すのが難しいときは、大人に必要な具体的な支援も話し合ってください。 [12]

ほかの養育者にも伝わる家庭の計画

親、親戚、ほかの養育者など、赤ちゃんのお世話を分担する人の計画をつくります。 [5] 画面を使わない場面、ビデオ通話の方法、内容を選ぶ人、つけっぱなしのテレビの代わりを記します。 [5] [1] 担当や赤ちゃんの必要が変わったら、約束も見直しましょう。 [5]

両親が赤ちゃんを抱いてノートの計画を話し合い、スマートフォンは脇に置いてあります。
両親が赤ちゃんを抱いてノートの計画を話し合い、スマートフォンは脇に置いてあります。

引き継ぎでは、遊ぶ間はテレビを消し、家族とのビデオ通話には大人が付き添うという約束をつくれます。 [5] [1] お世話を分担する人に、難しい部分や役立つ支援を話してもらいましょう。 [2] 同じ約束を全員に伝え、生活の流れが変わったら一緒に見直します。 [5]

きょうだいがいる場合は、上の子がメディアを使う場所と、赤ちゃんの遊びや交流を守る方法を話します。 [5] 在宅勤務など大人に必要な用事も、画面を使わずに守りたい習慣とともに計画に含めます。 [2] [5] 家庭の実情に合わせ、個別のケアの疑問は赤ちゃんの医療者と相談してください。 [5] [10]

赤ちゃんを採点しない簡単な記録

下の任意の記録欄を使い、ほかの養育者や医療者と相談したい場面を説明します。 [5] [6] 目的、おおよその時間、大人の参加、画面利用の前後の活動を書きます。 [5] [1] 背景テレビと一緒に参加した通話を分け、発達の原因を決めつけず、観察したことを記します。 [1] [6] 分からない項目は空欄にし、この簡単なメモを正確な測定器として使わないでください。 [6]

日付と場面
________________
機器と目的
________________
おおよその時間と、別に記す背景テレビ
________________
一緒にいた大人とやりとり
________________
前後にしていたこと
________________
気づいた様子と医療者への質問
________________
変えること一つと協力する人
________________

メモは生活の調整や医療者への説明に使います。 [5] [6] 脳の発達の採点や遅れの診断には使わないでください。 [6] AAPは、保護者や小児科医が発達を心配したときには、その都度、正式な発達スクリーニングを受けるよう勧めています。 [6] 家庭の画面利用メモは、そのような相談の参考にする簡単な記録です。 [6]

医療者に相談する目安

遊び、学び、やりとり、動き、まだ見られない発達の目安が気になる場合は、小児科など赤ちゃんを診る医療者に相談してください。 [6] [11] 具体的な観察を伝え、発達スクリーニングについて尋ねます。 [6] [11] 画面をやめて改善するか試してからにしようと、相談を先延ばしにしないでください。 [6] [11]

以前に見られた動作や反応が見られなくなった場合も医療者に伝えてください。 [11] いつ気づいたか、普段のお世話でどう見えるかを説明します。 [6] 発達の心配はそれ自体として評価が必要で、画面を使ったという事実だけでは原因は決まりません。 [6] [1]

米国では、3歳未満の子どもの家族は医師の紹介を待たずに地域の早期介入プログラムへ連絡でき、利用資格は評価で決まります。 [7] [11] ほかの国では、地域の医療者に発達評価や支援へのつながり方を尋ねてください。 [6] 米国の手続きがどこでも使えるとは限りません。 [7]

発達が心配なときや、家庭でメディアの習慣を整える支援が必要なときは専門家に相談してください。 [6] [10] 心配な点と普段の観察を医療者に伝え、利用メモは背景情報として使います。 [6] メモで発達の遅れを診断したり、相談を先延ばしにしたりしないでください。 [6]

よくある質問

1歳未満なら何分まで安全ですか?

WHOは1歳未満にスクリーンタイムを勧めず、現在のAAPの乳児向け案内は利用を控え、一緒に見て、遊ぶ時間を守ることを重視しています。 [3] [1] どちらも必ず安全な分数を定めてはいません。 [1] [3]

教育用動画は見せる必要がありますか?

必要ではありません。 [13] 赤ちゃんは実際の世界を探索し、人と関わることで最もよく学びます。 [12] [1] 見る場合は内容をよく選び、大人が一緒に見てください。 [1]

つけっぱなしのテレビも関係しますか?

はい。 [13] 背景テレビも家庭の計画に含め、誰も使っていない機器は消しましょう。 [5] AAPは背景テレビも幼い子どものメディア環境の一部として扱っています。 [13]

親戚とビデオ通話をしてもよいですか?

AAPは、大人が支える家族とのビデオ通話を共同利用の例に挙げています。 [1] そばで一緒に見て応えてください。 [1] WHOの乳児向けの勧めには、ビデオ通話の例外は明記されていません。 [3]

画面を減らして様子を見てから相談してもよいですか?

メディア利用の変更を試す間も、発達の相談を先延ばしにしないでください。 [6] [11] 気づいた様子を医療者に伝え、スクリーニングについて尋ねましょう。 [6] [11]

出典と編集方針

この記事は保護者向けの一般的な情報であり、発達の診断や赤ちゃんの医療者による助言に代わるものではありません。OhMyBaby Editorial Teamが作成し、個別の医療監修者は記載していません。イラストは家庭の場面の例です。個別のケア方針や地域の支援制度は異なる場合があります。