赤ちゃんのじんましん、原因と対処法

赤ちゃんのじんましんは、皮膚が盛り上がる発疹で、かゆみを伴うことが多く、一度消えて別の場所に現れることがあります。
1歳未満の赤ちゃんを育てる方へ
要点
まず赤ちゃんの呼吸と口・舌の腫れを確認し、いつもどおり反応するかを見てください。
1歳未満の赤ちゃんの全身にじんましんが出たら、すぐに受診してください。
すぐに助けを求めるとき
赤ちゃんが息をしにくい、飲み込みにくい、唇・口の中・舌・喉が急に腫れる、ぐったりする、いつもと違って反応しない場合は、すぐに地域の救急番号へ電話してください。
赤ちゃんに発熱があり、押しても色が薄くならない発疹が出ている場合は、すぐに地域の救急番号へ電話してください。
じんましんと嘔吐が一緒に起きた場合も、重いアレルギー反応の可能性があるため、直ちに医療機関の助けを求めてください。
アナフィラキシーという重いアレルギー反応の兆候があり、赤ちゃんに処方されたアドレナリン製剤がある場合は、対応計画に従って使用し、すぐに救急車を呼んでください。
抗ヒスタミン薬ではアナフィラキシーを治療できません。
生後6か月未満の赤ちゃんにじんましんが出たら、速やかに小児科を受診してください。
生後3か月未満の赤ちゃんの体温が38°C以上の場合は、すぐに医療機関に連絡して対応を相談してください。

消えたのに別の場所に出る理由
一つ一つのじんましんは通常24時間以内に消えますが、その近くや別の場所に新しく出ることがあります。
個々の発疹は早く消えても、新しい発疹が数日から数週間、出たり消えたりすることがあります。
肌の色が濃い場合、じんましんが周囲の肌に近い色に見えることがあるため、色の変化と盛り上がりの両方を確認してください。

何がきっかけなのでしょうか?
じんましんは、皮膚の反応に関わるヒスタミンという物質が細胞から放出されて起こります。
子どもではウイルス感染がじんましんのよくある原因です。
病気の回復中に出ることもあり、原因が分からない場合もあります。
食べ物、薬、虫刺され、暑さ、寒さ、皮膚への圧迫もきっかけになることがあります。
食べ物や薬の後に出た場合
同じ食べ物を食べて1〜2時間以内に現れ、短時間で消えるじんましんが繰り返される場合は、アレルギーがより疑われます。
時間だけでは食物アレルギーを確定できません。

ナッツ類、魚、甲殻類・貝類、卵など、アレルギーのリスクが高い食べ物を食べた後にじんましんが出たら、すぐに赤ちゃんの担当医に連絡するか受診してください。
食べ物が原因と疑われる場合は、その食べ物を与えるのをやめ、再び与える前に赤ちゃんの担当医に相談してください。
処方薬を使った後にじんましんが出たら、すぐに受診してください。
抗菌薬の使用中に出るじんましんは感染自体が原因の場合もあるため、薬によるものかは医師の確認が必要です。
発疹の写真と、出始めた時刻、直前の食べ物や薬、一緒に出た症状の短いメモがあると、医師が経過を判断する助けになります。
全身状態が良い赤ちゃんのかゆみ対策
赤ちゃんの全身状態が良く、上記の急いで対応すべき状況がない場合は、不快感を和らげながら、新しい症状が出ないかを見守ってください。
皮膚に触れた物が原因で狭い範囲にじんましんが出た場合は、石けんと水で優しく洗い流してください。
かゆいときは、冷たい水で湿らせた清潔な布を優しく当ててください。

ゆったりした服を着せ、じんましんを悪化させることがある暑すぎる環境や熱いお風呂は避けてください。
かゆみや不快感のない軽いじんましんは、薬が必要ない場合もあります。
薬を使う前に
かゆみや腫れを抑える抗ヒスタミン薬のうち、眠くなりにくく赤ちゃんに使える薬があるか、担当医や薬剤師に相談してください。
ステロイドの塗り薬は、じんましんの治療には効果がありません。
イブプロフェンはじんましんを悪化させることがあるため、じんましんが出ている間は与えないでください。

医師に確認してもらう変化
じんましんと一緒に発熱、あざ、関節の痛みがある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
じんましんが2日たっても良くならない、繰り返す、広がる場合は、すぐに医療機関へ連絡し、急ぎの診察を依頼してください。
消えずに同じ場所に残る発疹、特に痛みやあざを伴うものは、医師の確認が必要です。
じんましんが6週間を超えてほぼ毎日出る場合は、慢性じんましんについて診察を受けてください。
気になる疑問
ほかの子にうつりますか?
じんましん自体は人から人へうつりませんが、原因のウイルスはうつる場合があります。
毎回アレルギー検査が必要ですか?
短期間のじんましんでは通常、一律のアレルギー検査は必要ありません。
特定の食べ物や薬の後に明らかな反応がある場合は、その原因を調べることがあります。