赤ちゃんの下痢と水分状態ガイド

頻回の水様便で最も身近な危険は脱水です。便と一緒に授乳と尿を数え、便だけでなく口、涙、目、大泉門、皮膚色、元気を確認します。
要点
別の指示がなければ母乳または表示どおりのミルクを続けます。月齢と喪失量に合う市販経口補水液の種類、量、間隔は医療者へ確認します。水だけ、果汁、炭酸、スポーツ飲料、自家製液、薄いミルクで代用しません。重い脱水と全身救急サインは直ちに対応します。
普段と違う水様便
下痢は一回の軟便でなく、普段より水様便が明らかに増えた変化です。正確な時刻、量、嘔吐、測定体温を残します。起こしにくさ、強い呼吸困難、青・灰色、けいれんは記録より救急を優先します。
授乳量と濡れたおむつの変化
母乳・ミルクの開始、時間・量、尿時刻を普段と比べます。拒否、すぐ疲れる、嘔吐も記します。水様便が頻回で尿が明らかに減れば早く相談します。

全身に見られる脱水サイン
口の乾燥、涙減少、目・大泉門の陥没、異常な眠気・不機嫌、皮膚色、手足の温度、呼吸を確認します。写真だけで判断せず行動を伝えます。著しいぐったり、起こしにくい、飲めない、循環・呼吸変化は緊急評価します。
下痢中の母乳とミルク
別の指示がなければ母乳と表示どおりのミルクを続けます。母乳をより頻繁に、指示があれば少量頻回で与えます。薄いミルク、果汁、炭酸、スポーツ飲料、茶、自家製液で代用しません。
経口補水液の使い方
市販経口補水液の製品、量、間隔を月齢、体重、喪失、嘔吐に合わせ医療者へ確認します。表示どおり混合し、粉を目分量で分け、濃く・薄くし、自家製にしません。飲めない・悪化は試飲で受診を遅らせません。
避けたい代替飲料と薬
幼い乳児へ水だけを与え、果汁、炭酸、スポーツ飲料を補水液代わりにしません。止瀉薬、抗菌薬、プロバイオティクス、亜鉛、ハーブ、残薬も医療指示なく使いません。下痢を理由に母乳を中止しません。
診察と救急対応が必要な時
尿減少、口の乾燥、涙減少、目・大泉門陥没、反復嘔吐、血、緑色嘔吐、強い痛み、幼い乳児の発熱、急速悪化は早く相談します。起こしにくい、飲めない、青・灰色、強い呼吸困難、けいれん、虚脱は救急です。
医療者へ伝える水分状態
正確な月齢、開始時刻、便回数・時刻、最後の尿、最近の授乳から伝えます。嘔吐、体温、口、涙、目、大泉門、元気、色、呼吸、痛み、血、薬、経口補水液の製品・量・時刻を加え、受診時期と次の授乳計画を確認します。