← 記事一覧完全ガイド執筆 OhMyBaby Editorial Team
成長・発達

赤ちゃんの噛みつき・叩く行動への対応

幼児の目の高さにしゃがみ、手のひらを開いて見せる保護者
落ち着いて接触を止めてください。

落ち着いてすぐに行動を止めてみんなを守り、子どもが落ち着いてから安全な別の行動を教えてください。 穏やかに行動を導くことは乳児期から始められ、子どもの理解が育つにつれて方法も変わります。

要点

  • 噛んだり叩いたりしそうなときは、子どもたちの間に入るか、離れるのを手伝ってください。
  • 傷ついた子をいたわってください。
  • 皮膚が破れたら、速やかに医療者へ相談してください。

赤ちゃんや幼児を育てる保護者のためのガイドです。今すぐけがを防ぐにはどうするか、次にどんな行動を教えるかを考えます。

なぜ噛んだり叩いたりするのでしょうか

幼児がときどき噛んだり叩いたりすることはよくあり、将来攻撃的な人になるという意味ではありません。 幼い子どもは、気持ちを言葉で伝えたり衝動を抑えたりする力をまだ身につけている途中です。

好奇心、もどかしさ、疲れ、空腹、刺激の多い環境などが行動に関わることがあります。

噛んだり叩いたりした瞬間

別々の大きな木のおもちゃで遊ぶ幼児たちを見守る保護者
噛んだり叩いたりしそうなときは、子どもたちの間に入るか、離れるのを手伝ってください。
  1. 落ち着いて接触を止めてください。
  2. 落ち着いた、はっきりした声で「叩くと痛いよ。叩かせないよ」のように短く伝えてください。
  3. 傷ついた子をいたわってください。
  4. 幼児がいっぱいいっぱいになっているときは、静かな場所で一緒に短く休み、そばにいてください。

誰かを傷つける噛みつきや叩く行動を、放置しないでください。 子どもたちが一緒に遊ぶときは近くで見守り、また噛んだり叩いたりしそうな瞬間に止めてください。

起きている幼児を抱きしめていたわる保護者
傷ついた子をいたわってください。

叩かれたり噛まれたりしても、叩き返したり噛み返したりしないでください。 体罰、怒鳴ること、恥をかかせることは避けてください。

しつけはいつから始めますか

しつけは、子どもが理解できる方法で、してよい行動と自分を落ち着かせる力を教えることです。

乳児期

赤ちゃんはまだ善悪を理解できないので、理解できる範囲に合わせて対応してください。 赤ちゃんの歯が生える時期には、安全に噛める歯固めを渡してください。

幼児期

幼児の行動が変わるまでには、同じルールを繰り返し伝え、何度も練習する機会が必要なことがあります。 まだ話せない幼児には、代わりの行動を見せ、大人が気持ちを簡単な言葉にしてください。

とても幼い子は、無理にタイムアウトで座らされると混乱したり恥ずかしいと感じたりすることがあるので、罰として誤用しないでください。

みんなが落ち着いてから教えること

落ち着いてから気持ちを言葉にし、優しく触れることや大人に助けを求めることを練習してください。

自分の腕に手のひらで軽く触れる様子を見せる保護者
手で優しく触れる様子を見せてください。

優しく触れたときは褒めてください。

次に一緒に遊ぶ前に

噛んだり叩いたりする直前に、疲れや空腹、人の多さ、おもちゃの取り合いがなかったか見てください。

ほかの養育者とも同じ短いルールを決め、行動のきっかけと思われる状況を共有してください。

歯固めを持つ起きている赤ちゃんをそばで見守る保護者
歯が生える不快感が関わっていそうなら、噛める歯固めを渡してください。

歯固めの説明書に従い、凍らせたり子どもの首に掛けたりしないでください。

噛まれた人がいる場合

噛まれて皮膚が破れたら、石けんとぬるま湯で洗い、軽く押さえて乾かし、清潔な被覆材で覆ってください。

人に噛まれて皮膚が破れた場合は、速やかに医療相談を受ける必要があります。 噛まれた場所が熱を持つ、腫れる、液が出る、または噛まれた人に発熱がある場合は、速やかに医療相談を受けてください。

傷が大きい、深い、または出血が止まらない場合は、救急診療を受けてください。 出血が多いときは、助けを手配しながら清潔な布や被覆材でしっかり押さえてください。

支援を求める目安

行動が頻繁、激しい、悪化している、日常生活に支障がある、または養育者がつらくて対処しきれない場合は、子どもの医師に相談してください。 子どもがほかの人を傷つけ続ける、または家の誰かが傷つけられることを恐れている場合は、支援を求めてください。

診察室で医療者と話す保護者と幼児
行動が頻繁、激しい、悪化している、日常生活に支障がある、または養育者がつらくて対処しきれない場合は、子どもの医師に相談してください。

自分を抑えるのが難しくなったら、ほかの大人に代わってもらうか、子どもの安全を確保してから短く休んでください。

つらい場面の後に気になること

止めるよう伝えても、また噛むのはなぜですか?

止めるよう伝えてもまた噛むのは、自分を抑える力がまだ育つ途中だったり、大人の反応に興味があったりするためかもしれません。

子どもに怒鳴ってしまったら、どう接し直せばよいですか?

子どもに怒鳴ってしまったら、お互いが落ち着いてから、抱っこや遊びを通して関係を結び直してください。

あわせて読みたいガイド

出典

  1. NHS — Temper tantrums
  2. East of England Community Health and Care NHS Trust — Just One Norfolk — Behaviour Troubleshooting
  3. The Royal Children’s Hospital Melbourne — Understanding behaviour – toddlers and young children
  4. NHS — Animal and human bites
  5. Victoria Department of Health — Better Health Channel — Discipline and children