赤ちゃんを守る家族の手洗い

新生児に無菌の家は必要ありません。呼吸器・下痢性の病原体が赤ちゃんへ届きやすい経路を断つため、必要な場面で家族が確実に手を洗う仕組みが大切です。
要点
授乳準備前と、おむつ交換、トイレ、咳・鼻かみ、嘔吐や下痢の人のケア、ごみへの接触、人との接触が多い外出後は、普通の石けんと流水で洗います。手全体を泡立て20秒以上こすり、すすいで完全に乾かします。水がない場合は大人がアルコール60%以上の手指消毒剤を使えますが、赤ちゃんの手が届かない場所へ保管し、可能になり次第手洗いしてください。
手を洗うタイミング
授乳の準備や清潔な哺乳瓶の部品に触れる前に手を洗います。おむつ交換、トイレ、咳、鼻かみ、ごみに触れた後、嘔吐や下痢の人を世話した後も洗ってください。来客には到着時の手洗いを頼みます。具合が悪い人は赤ちゃんとの近い接触を控えます。手洗いだけですべての感染経路を防げるわけではありません。

石けんで20秒以上こする
清潔な流水で手を濡らし、普通の石けんで手のひら、甲、指の間、爪の下まで泡立てます。20秒以上こすり、すすいで清潔なタオルや乾燥機で乾かしてください。普通の石けんで十分で、家全体を無菌にする必要はありません。

おむつ交換後の手洗い
高いおむつ交換台では片手で赤ちゃんを支えます。汚れたおむつを捨てるか密閉し、必要に応じて赤ちゃんの手を洗って、安全な場所へ移してください。その後で交換台を清掃し、大人の手を洗います。洗面台へ行くために交換台へ赤ちゃんを一人で残さないでください。

清潔な授乳用品を汚さない
授乳器具を組み立てる前に手を洗って乾かします。使用済みの部品や汚れた布は清潔な部品から離してください。準備の途中でおむつを替えたり、鼻をかんだり、ごみに触れたりしたら、再開前にもう一度洗います。家族が実際に使う場所で石けんと清潔なタオルを使えるようにします。

水が使えないとき
石けんと水が使えないとき、大人はアルコール60%以上の手指消毒剤を使えます。表示に従って手全体に広げ、乾くまでこすり、赤ちゃんから見えず手の届かない場所に保管してください。目に見える汚れを洗い流す代わりにはならず、一部の下痢の原因となる病原体には効果が低いため、水が使えるときは石けんで洗います。早産や持病で感染に弱い赤ちゃんの追加対策は担当の医療者へ確認します。
