赤ちゃんの吐き戻しと嘔吐ガイド

吐き戻しと嘔吐は量だけでは区別できません。勢い、色、繰り返し、授乳との関係、その後の全身状態を一緒に観察します。
要点
授乳前後に少量が力なく出て、赤ちゃんが機嫌よく飲めて濡れたおむつが普段どおりなら、よくある吐き戻しの可能性があります。新しい強い嘔吐の反復には注意します。緑色の胆汁、血やコーヒーかす状、強い脱水、呼吸・皮膚色の変化、けいれん、起こしにくさは直ちに医療支援が必要です。
名前を付ける前に見た事実を記します
力なく流れたか普段と違って噴き出したか、授乳から何分後か、一度か反復かを記録します。衣類に広がった大きさは量を大きく見せるため、家庭で原因を診断しません。

よくある吐き戻しと嘔吐の傾向を分けます
よくある吐き戻しは授乳の近くで少量が力なく出て、その後も機嫌よく飲めて尿のパターンが保たれます。嘔吐は強く反復し、哺乳低下、発熱、下痢、痛み、強い眠気を伴うことがあります。これは観察の手掛かりで診断検査ではありません。
色を行動基準にします
濃い緑色の胆汁、血、茶色のコーヒーかす状は直ちに緊急・救急評価が必要です。地域の救急番号または小児救急へ連絡し指示に従ってください。
水分状態も一緒に確認します
最後にしっかり飲めた時刻、飲んだものを保てるか、最後の濡れたおむつ、24時間の尿、涙、口の潤い、反応を記します。8時間を超えて尿がない、強い口の乾燥、涙がない、著しくぐったりする場合は早く連絡します。
家庭で治療法を変えません
医療者の指示なくミルクを薄めたり、穀物・増粘剤を加えたり、嘔吐薬や水を与えたりしないでください。飲んだものを保てない場合は量を無理に増やさず、小児科へ正確な授乳計画を確認します。
嘔吐後も安全な睡眠を守ります
硬く平らで水平な寝床に仰向けで寝かせ、枕、傾斜器具、ポジショナー、柔らかい寝具を置きません。ソファや椅子で抱いたまま眠らないでください。呼吸困難、青色・灰色の皮膚、けいれん、ぐったり、起こしにくさは直ちに救急対応します。
低月齢では早めに連絡します
AAPは生後12週未満で通常の吐き戻しを除く嘔吐が2回以上あれば早く連絡するよう案内します。生後およそ2週〜4か月の反復する噴水状嘔吐は緊急評価が必要ですが、家庭で幽門狭窄症と診断しません。
医療者へ要点を伝えます
月齢、開始時刻、回数、勢い、色、授乳との関係、飲めるか、おむつ、便、測定体温、元気、呼吸、腹部膨満・痛みを伝えます。完全な記録のため受診を遅らせず、救急指示を受けたら大人同士で見守りと移動準備を分担します。
よくある質問
吐き戻した後は傾斜をつけて寝かせますか?
いいえ。枕や傾斜器具を使わず、硬く平らで水平な寝床に仰向けで寝かせてください。