赤ちゃんの噴水状嘔吐 受診目安

幼い乳児で強い嘔吐が繰り返す場合、家庭療法を試す状況ではありません。特に生後早期は迅速な医療評価が必要です。
SUMMARY
噴水状とは単に衣類が大きく濡れたことではなく、普段と違って強く噴き出す状態です。生後およそ2週〜2か月の反復する噴水状嘔吐は幽門狭窄症で見られることがあり緊急評価が必要ですが、家庭で診断しません。月齢、時刻、色、授乳、おむつ、様子を記し、緑色・血の混じる嘔吐、強い脱水、呼吸・皮膚色の変化、けいれん、起こしにくさは救急受診してください。
名前を付ける前に見た事実を記します
まず普段と違う強い嘔吐を確認します。力なく流れたか普段と違って噴き出したか、授乳から何分後か、一度か反復かを記録します。衣類に広がった大きさは量を大きく見せるため、家庭で原因を診断しません。
よくある吐き戻しと嘔吐の傾向を分けます
よくある吐き戻しは授乳の近くで少量が力なく出て、その後も機嫌よく飲めて尿のパターンが保たれます。嘔吐は強く反復し、哺乳低下、発熱、下痢、痛み、強い眠気を伴うことがあります。これは観察の手掛かりで診断検査ではありません。
色を行動基準にします
明るい場所で幼い乳児の月齢を確認しますが、撮影のため受診を遅らせません。濃い緑色の胆汁、血、茶色のコーヒーかす状は直ちに緊急・救急評価が必要です。地域の救急番号または小児救急へ連絡し指示に従ってください。

水分状態も一緒に確認します
当日の迅速な評価を見ます。最後にしっかり飲めた時刻、飲んだものを保てるか、最後の濡れたおむつ、24時間の尿、涙、口の潤い、反応を記します。8時間を超えて尿がない、強い口の乾燥、涙がない、著しくぐったりする場合は早く連絡します。
家庭で治療法を変えません
医療者の指示なくミルクを薄めたり、穀物・増粘剤を加えたり、嘔吐薬や水を与えたりしないでください。飲んだものを保てない場合は量を無理に増やさず、小児科へ正確な授乳計画を確認します。
嘔吐後も安全な睡眠を守ります
硬く平らで水平な寝床に仰向けで寝かせ、枕、傾斜器具、ポジショナー、柔らかい寝具を置きません。ソファや椅子で抱いたまま眠らないでください。呼吸困難、青色・灰色の皮膚、けいれん、ぐったり、起こしにくさは直ちに救急対応します。
低月齢では早めに連絡します
併発する救急サインを使います。AAPは生後12週未満で通常の吐き戻しを除く嘔吐が2回以上あれば早く連絡するよう案内します。生後およそ2週〜2か月の反復する噴水状嘔吐は緊急評価が必要ですが、家庭で幽門狭窄症と診断しません。
医療者へ要点を伝えます
月齢、開始時刻、回数、勢い、色、授乳との関係、飲めるか、おむつ、便、測定体温、元気、呼吸、腹部膨満・痛みを伝えます。完全な記録のため受診を遅らせず、救急指示を受けたら大人同士で見守りと移動準備を分担します。
よくある質問
一枚濡れていれば脱水ではありませんか?
一枚だけでは判断できません。一日の傾向、授乳、全身状態を見ます。
回数が少ないとき水を飲ませますか?
生後6か月未満は医療者の指示なく水を与えず、小児科へ確認してください。
記録を完成してから連絡しますか?
救急サインや相談基準があれば、記録より受診を優先してください。
出典
この記事は一般的な情報であり、診断や治療の代わりではありません。尿量低下や授乳の心配、赤ちゃんに合う計画は小児科へ相談してください。